マイクロソフトとハーマンミラーが共同でなんかやるのはいいんだけど・・・及びワークチェア選びについてチョロっと。

「PC作業を疲れにくく--マイクロソフト×ハーマンミラー、人間工学製品で共同イベント」
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20409342,00.htm

PCにマックを使うのはまずいだろとw
この辺、アメリカ人のおおらかさなんでしょうか。日本だとちょっと考えられないですね。・・・と思ったらこれ、両者の日本法人の話じゃないかw

まあどうでもいい話なのだがちょっと笑ってしまった。

ハーマンミラーのこと。

以前、「至高のワークチェア」を求めて各地のショールームをまわって以来、ワークチェア関連のニュースは何かと気になるところであります。ハーマンミラーのエンボディチェアはその中でも最高の座り心地だったのだが、値段が高すぎて断念。あと「座ったまま、時には朝まで寝たい」私としては、ヘッドレストがやはり欲しかった。後傾姿勢でPC作業するときにも、軽く後頭部を支えるヘッドレストがあるとラクちんのだ。

あとハーマンミラーの製品はデザインが素晴らしい。エンボディは好き嫌い別れるようだけど、意外と飽きがこないんじゃないかと思う。言葉にするのは難しいが、ひとつの製品としての「カタマリ感」みたいなものが尋常じゃないのだ。これはアーロンチェアやsetuチェアのような他の製品にも言えること。「カタマリ感」といっても誰も分かってくれないんだけど、そうとしか言えず困ったものだ。

実際に目にして触れてみるとそれがさらに実感できる(setuチェアは座ったことない)。背もたれをもって座ろうとするとき、座って背もたれによりかかるとき、体をねじって横のほうに手を伸ばすとき、立ち上がるとき。体や手に伝わってくるフィードバックが快適で心地よい。こういうのを「高級感」と言うのだなあと感心したものだ。特にエンボディはその感覚が顕著なのだ。

オカムラコンテッサのこと。

椅子は長年付き合うものだから最後まで迷ったが、結局オカムラのコンテッサに決めた。上でさんざんハーマンミラーを讃えておきながらアレだけど、コンテッサを選んだのも別に妥協した感覚は「ほぼ」なくて、これはこれでとてもいい椅子。座り心地も使い勝手はもちろん、デザインもエンボディに負けてない。「ほぼ」というのはたぶん、妥協というよりも、エンボディに「未練」があるというのが正しいのかな。実際、ワーキングチェアというものは2時間、3時間と座り続けて、そういう使い方を数カ月続けないと、本当に自分にあっているかどうかは分からないものだから、いつか入手して座り比べが出来たらなあとも思っている。

なんかここまで来たらついでに書いてしまおう。ワークチェアの世界は奥が深いのだ。私も昨年春から秋にかけて椅子探しをしたときにはじめて知った。

オットマンのこと。

寛ぎたいときはコンテッサと合わせて購入したオットマンに足をのせている。オットマンは同じくオカムラのエルシオというワークチェアのオプション品なのだが、これが個人的にあまり好きじゃないデザインで、特にファブリックが少々古臭い。でもオットマンはどうしても欲しかったので迷っていたら、販売店の方がファブリックはコンテッサとおそろいにカスタマイズできますよというので決断した。少々高くなるがオットマンとワークチェアを同じ色(ライムグリーン)に揃えることが出来て満足なのだ。コンテッサとエルシオオットマンを合わせても、単品エンボディチェア(今だと25万前後?)よりは安い。

寛ぎたいときだけでなく、後傾姿勢で仕事するときにもオットマンは活躍する。後傾になると目線が下がる。なので椅子の座高を上げるのだが、そうすると足が浮いてブラブラになる。これは非常に疲れる。オットマンがあればこの問題が解消する。フットレストでももちろんよい。オットマンというと仕事するときの道具じゃないイメージがあるがそれは誤解だ。PC作業は前傾よりも後傾の方が適していると言われていて、実際私も後傾で作業したいタイプだ。後傾ならばオットマンを使うと足が非常にリラックスした状態になる。

PC作業に適した後傾ワーキングチェアとか。

コンテッサは後傾姿勢向き(=PC作業向き)の椅子だというのも、これを選んだ理由のひとつ。オカムラは後傾向きの椅子をたくさんだしていて、コンテッサと上にあげたエルシオのほかに、バロンという椅子もある。コンテッサとバロンがオカムラの主力商品ぽい位置づけ。バロンは小柄な人にもあうんじゃないかと思う。コンテッサだと私の嫁(152cm)だと滑稽なほど合わなかった(笑)。リクライニング強度を最弱にしても、一番深くリクライニングできないし。あと、クルーズ&アトラスという面白い製品もあるのだが、この話を始めてしまうと机やディスプレイのことにも言及せざるをえなくなって収拾がつかなくなるので、いつか気が向いたら書くかもしれない。

お世話になったお店「創和 オカムラ専門店」さん。

ちなみにこの販売店「創和 オカムラ専門店」さんにはとても丁寧親切に対応していただいた。以下、ちょっとこのお店のことを褒めますが、宣伝とか提灯記事とかではありません。長野県のお店だが全国に発送している。価格もいろいろと探してまわった中では最安。エルシオオットマンのファブリックをカスタマイズできると教えて頂いたのもここだ。ネット購入するにあたってネック(というか多少手間がかかる)なのは、価格を表に出してないので見積もりをとる必要がある点。でも値段をみて、そのひと手間を惜しまなくて良かったと思った。カラーや細かな仕様違いごとに、在庫状況も詳しく教えてくれる。

●創和 オカムラ専門店
http://sowa-okamura.co.jp/

店名で分かるようにオカムラ製品を専門的に扱っている。店長さんは、ご自身もワークチェアマニア(?)でブログにはときどきオカムラ製チェアのレビューもあったりして、とても参考になる。自分にあったワークチェアを探している人はオススメ。

他の一般的なネットショップのようにサクっとカゴに入れてカードで購入みたいなことができないのだが(銀行振込のみ)、価格と顧客対応をきっちりすれば十分ビジネスになるのだなあと、ワークチェア以外の部分でも、いろいろな気づきを与えてくれた購入体験でもあった。ワークチェア販売のように顧客単価と利益率が高い商売ならば、わざわざ楽天税、ヤフー税を払わずとも、検索とリスティング広告、クチコミだけでやっていけるのかもしれない。ひょっとしたら法人需要がメインで個人向け販売はそこそこでオケーみたいな状況なのかもしれないけど、私のように個人の一見さんでも安心なお店であることは確かだ。

というわけで、マイクロソフトハーマンミラーのニュースから始まった記事は意外な展開をみせてここでおしまい。笑