Mac用のテキストエディタ Espresso の試用レポート(その1)
現在使っているテキストエディタ(Jedit X)から他のエディタへの乗換をたくらむべく、いろいろと必要な条件、必要でない条件を挙げてみたのだが、あの日からいちおう「Espresso」というわりと新参のエディタを利用している。
私の場合、テキストエディタというとなにはなくともHTMLエディタとしての使い勝手が重要なので、そこら辺を重点的にチェックしているといった感じだ。具合がよければ完全移行するし、だめならまたJedit Xに戻す。
Jedit Xから別のエディタに浮気したくなった理由
- zen codingを使いたい
- もっとかっこいいUIがいい
で、上記2点をクリアして候補になったのがEspressoとCODA。このうちCODAは2年ほど前に一度試してみて細かな点が気になったので(現在は改善しているかもしれないが)、Espressoを試すこととした。Espressoと同じ開発元のCSSEditが超絶使いやすいというのも背中を後押しした。余談だがCSSEditは本当にオススメです。
skEditも気になったが、zen codingに対応していないので対象から外れた。
そんなわけで使い始めた。いざ真剣に付き合いだすとアラが気になりだすのは実際の浮気と同じだ。・・・とじっちゃが言ってた。
Espressoの不満点
なんといっても検索・置換が貧弱!これに尽きる。これは同じMacRabbit社のCSSEditでもそうだったので、うすうす感づいていた。Espressoでは正規表現ができるようになっただけでも進歩したといえるが、それでもJedit Xと比べると使い勝手に雲泥の差がある。
- 正規表現検索はプロジェクト単位でしかできない(なんだそりゃ?)。現在のファイルのみ、指定したファイルのみ、開いているファイルのみ・・・全部りーむー。
- 正規表現検索で次へ/前へ検索ができない(正規表現じゃない検索でならできる。てか正規表現検索とそうじゃない検索とでなぜUIを分ける必要があるのだ!怒)
- 正規表現検索で「置換して次へ」でひとつずつ確認しながらの検索・置換ができない。
- 入力欄が小さすぎて複雑な正規表現を書きにくい。
正規表現ではない検索については、これはSafariなどの検索UIを想像してもらえればよい。やはりテキストエディタの検索・置換機能としては貧弱だ。
その他にも。
このへんは舶来エディタにはありがちなので覚悟はしてた。UTF-8のプロジェクトが増えてきたので問題ないケースもあるがやはりなんとも。
今回は使い始めということで悪いところばかり目についてしまったが、そもそも試してみようと思うに至った「良い点」もたくさんあるので、いろいろと随時レポートしていきたい。