MacBookの発熱問題が解決

2015年9月追記

MacBook Pro Retina (Mid 2012) でも同じ問題が発生し同じように解決しました。前回も今回も買ってから3年前後なので、たぶんそのくらいの頻度で(というかもっと早く)掃除しろってことなのだと思います。それとも普通の家庭ではこんなにホコリたまらないのでしょうか・・・。

本文ここから

ここ数カ月、MacBook(Late 2008)の発熱が気になっていた。症状はこんな感じだ。

  • ファンクションキーの上、中央上部が触れないほど異様に熱くなる。
  • 熱い状態が続くと、数分でブチンと電源が切れる。
  • ファンが常にフル回転(6000rpm超)。
  • 重めの処理をしていると発熱はテキメン。重いといってもYoutube動画1つ再生する程度のなんてことないはずの処理。。。ロンドン五輪を愉しむどころの騒ぎではない。
  • 測定ソフト(Desktop Monitor, Mac App Storeへのリンク, 250円)で測ったら、CPU温度は起動直後で既に80度前後、通常使用時で90度、上記のような処理がはじまると1分経つか経たないかで100度オーバーとなる。
  • ちなみに突然電源オフとなるのは、発熱からCPUを守るための保護回路の働きによるもので、105度前後が上限の模様。オフになること自体は正常に保護回路が働いているということ。
  • 数ヶ月かけてこのような症状にだんだんと近づいてきたというような印象で、ある日突然このようになったわけではない。

突然なら逆に原因も分かりやすいのだが、徐々にということで、当初は扇風機とうちわ(笑)でお茶を濁していた。しかしここ数日、めったに100度以下に下がらないという非常事態となるにおよび、抜本的対策を迫られた。

そんなわけで期待薄ながら、最近増設したメモリ、DVDドライブベイに設置したSSD、内蔵SSDの3つのどれかが怪しいとにらみ、裏ブタをあけて覗いてみたところで原因がわかってしまった。もうあまりにも明白すぎて、メモリやSSDのことなどどうでもよくなるほどであった。

発熱の原因

原因はこれである。まずは遠景から。


中央上部、ファンを取り外したところになにやら【もしゃもしゃ】したエリアが見えますね。。。。



近づいてみるとこうなります。






oh...




これをキレイに掃除したら、発熱問題は完全に解決してしまった。汗

発熱、なおりました。

もう少し詳しく説明すると上記写真は、ファンとヒートシンクの間に厚さ1cm弱はあろうかというホコリがたまってましたの図である。これを取り除き、ヒートシンクに目詰りしていたホコリも掃除機で吸い、ファンの羽や排気口、その他周辺のホコリもキレイに掃除した。購入後3年半の間に、こんなことになっていたとは。

というわけで、みなさんMacBook(に限らずだが)の発熱に悩まされたら、ファンまわりの掃除をしてみましょうというお話である。絨毯や布団の上で使っている人はもっと早くホコリがたまるかもしれない。
ちなみに掃除の際はMacBookの裏ブタを開けることが必須なので、完全に自己責任となる。さらにLate 2008の場合は#00と#000の精密ドライバーが、最近のMacBook Proならばトルクスドライバーが必要。とにかくCPU温度が異常に上昇するレベルのホコリならば、背面の排気口から掃除機で吸い取るような生半可な方法では取り除くことはできない。

精密ドライバーもトルクスドライバーも全部セットになった工具は1,000円台から買える。たまの用途で今後別のマシンでも使えることを考えれば、バラよりもセットで買ったほうがオトクだ。

発熱まとめ。

ググったりジーニアスバーのお兄さんに聞いた話をまとめると、発熱の原因としては、

  • 今回のようなファンまわりのホコリ以外にも、
  • ファンが壊れてる
  • 温度センサーが壊れてる
  • なんかのプロセスが暴走(Spotlight索引作成や、TimeMachineバックアップ、Dropboxの同期、ウイルス対策ソフトの暴走などがよくある例。あとは単純にスペックに見合わない高画質動画の再生など。私のMacBook Late 2008ではHD動画の再生はキツかったりする)

といったところが考えられ、対処としては、

  1. まずはアクティビティモニタでCPU使用率が100%に貼り付いてないか、貼り付いてたらどのプロセスのせいなのかをチェックしたのち、ググって原因を潰す。
  2. 問題なさそうなら、ハードウェアのチェックができるユーティリティ(FanControl、DesktopMonitor、iStat Menuなどいろいろ)でファンの回転数や温度センサーをチェックしたり、
  3. Apple Hardware Testでチェックしたり、
  4. もちろんファンまわりのホコリもキレイにしたり、
  5. それでもチンプンカンプンなら修理。

といった手順になるかと思う。

今回、電源ブチンの影響なのか、恒常的な100度オーバーの環境のせいなのか、ディスクユーティリティで修復できないレベルのディスク障害に見まわれ、1週間の間に2回のTimeMachineからの復旧と、それに伴うSpotlight索引の作成しなおしという苦行に見舞われた。1回につき数時間コースの時間のムダである(それにしてもTimeMachineさまさまだ!)。

それでもどっかにハード的な障害が残る可能性は捨て切れないので、早めにレチナMacBookに環境移行してメインマシンとして使用開始したい次第です。