Snow Leopard 10.6.2のMailではStopFoldを入れなくても自動改行されなくなった

Snow Leopard 10.6.2 にアップデートしたら、Mailの立ち上げ時に「StopFoldは使えません」という旨のアラートが出て、使用停止になってしまった。(´・ω・`)ショボーン

▼StopFoldは使えません・・・だと!?

StopFoldはMailの自動改行を無効にするためのプラグインStopFoldのサイト)。これがないとformat=flowed(RFC 2646)といわれる形式に対応していないメールクライアントでは、本文が一定文字数で自動改行されてしまい、大変格好わるく読みづらい。WindowsOutlookなどメジャーなソフトも対応していなかったりするため、ちょっとイタいな〜と思っていたところ、次のようなエントリーを見つけた。

「Mail 日本語自動改行パッチ」でも有名な新井さんの記事「Mac OS X 10.6.2 の Mail」
http://arai.cocolog-nifty.com/topics/2009/11/mac-os-x-1062-m.html

標準テキスト形式の場合は
Content-type: text/plain; charset=iso-2022-jp
Content-transfer-encoding: quoted-printable
で送信されるようになりました。

(中略)

自動的に行を折り返すことはしなくなったようです。


10.6.2にアップデートして上のアラートが出てからは、StopFold側が対応してくれるまでの暫定対処として短く改行を入れたり、内容によっては逆に改行を入れずに書いたりと、読みにくくならないように気を使っていたのだが、そんな必要はなかったということのようだ。

さっそく試してみた。

まずは自動改行されてしまう場合の見え方(下図・上)。手元に10.6.1以前のOSがないためiPhoneから送信。以下のようにある程度長い文章を改行を入れずに書けば、改行は機械任せのいわゆる「箱組み」のようなレイアウトになるため決して読みにくくはない。しかし一般的なメールの書き方にならい文章の区切りごとに改行を入れたりすると、機械による自動改行と人間による意図的な改行が混ざり、中途半端な行が多発することとなる。

次に10.6.2から送信してみる。すると、同じメールでも今度は自動改行されずに表示された(下図・下)。
これにより、今後はプラグインがなくても改行に関わる問題に煩わされることはなくなりそうだ。
ただし新井さんの同じ記事によると、この件に関しては特にアナウンスはされていないようなので、これが意図的な仕様変更なのかどうか不明ということらしい。なので今後のアップデートのときにも、自動改行の有無については注意する必要がありそうだ。

▼これが自動改行時の見え方。10.6.1 以前のMail.appやiPhoneから送信するとこうなる

▼10.6.2 Snow Leopard から送信すると自動改行されない!