NTT東のAndroidタブレット「光iフレーム」を使ってみたい。

NTT東がフォトフレーム型Android端末 NGNで女性向けウィジェット配信
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/12/news083.html

Lモードという前科のあるNTTだけに、タイトルだけ見て拒否反応をおこし、さらに端末画像をみてガックシ来て(http://d.hatena.ne.jp/neriu/20091026/p1)、この調子で記事本文を読んだらいったいどうなることかと危惧していたが、意外と欲しくなってしまい驚いた。

AppleからタブレットMacが出るぞ出るぞと言われて久しいが、MaciPhoneの中間に位置するデバイスがない現状で、「光iフレーム」(この名称はどうにかならなかったのか。らしいといえばらしくてイイんだけど)がスッポリそこに収まる感じだ。

もちろん、iPhoneMacと各種データを同期できる訳ではないので買うことはないとは思うが(そもそもフレッツユーザじゃないという根本的な問題もw)、身の回りをGoogleのサービスで固めてる人で、かつ、リビングや布団でねっころがってネットしたいという向きにはハマるんじゃないだろうか?

画面の広さはケータイの比ではないので、あとは「軽くて」「どんな格好でも持ちやすくて」「操作がサクサク軽快」であればかなり使えるんじゃないかと思う。ネットブックとかぶるだろうという声も聞こえてきそうだが、ネットブックを仰向けや横向きの体勢では使いたくないわけだし。

小町やらABC Cooking Studioやらという単語がでてくることからもこれは明らかに主婦層狙いであるし、回線契約という本丸に結びつけるためにはそれは妥当なんだけど、むしろネットヘビーユーザの方が喜びそうなガジェットではある。いっぽうで、ヘビーユーザのロイヤルティをほとんど獲得していない企業から出た端末であるからして、そっち方面のブレイクはあんまり期待できないだろうなとも。「NTT」に「ガジェット」という言葉が似合わないことといったら。

あと残念なのは、画面見る限り、文字入力に工夫が見られない。。。これでは携帯電話のサル打ちやiPhoneフリック入力の方がはるかに打ちやすそうである。しかしそれでも「軽くて」「どんな格好でも持ちやすくて」「操作がサクサク軽快」という条件を満たすのであれば、閲覧専用お気楽ネット端末として需要はあると思うのだ。

価格が惜しい

もうちょっと端末価格は安くならなかったのかな?これ。2、3万というのはケータイと同等だが、家庭内でしか使えないという機能性を考えるとケータイより割高感がある。ネットブックもイーモバとセットならタダ同然で手に入る時代である。

もちろんこの価格は端末自体で利益を出そうとしていない戦略的価格の範疇であることは認めたいところだが、それならいっそのことタダにしてしまってもとも思う。

しかし巷のデジタルフォトフレームなどと比べると遥かにコストパフォーマンスは優れていると思われるので、この端末の登場で一番打撃を受けるのは、意外にもデジタルフォトフレーム業界かもしれない。

グリーとモバゲーは対応を急げ!いや、急いで頂け!

今や猫も杓子も、世の中のありとあらゆる主婦達が釣りゲーにハコニワにクリノッペのご時世である(我が家の嫁調べ)。というわけでNTT東としては、全社運をかけてグリーとモバゲーに「光iフレーム対応(Android対応でいいのか?)」を急いで頂くのが吉と思われる。NGNに社運をかけるのだからもうそのぐらいは当然のこととして、とりあえず先走ってリリース打ってしまってちょうどよいくらいだ。