Font Awesomeのアイコン一覧と文字コードを簡単に検索できるWebサービスを作った。

Font AwesomeはさまざまなWebサービスで使われているアイコンフォントで、アイコン一覧も公式サイトで提供されているし、文字コード一覧もこちらにあったりと、必要なリソースもまずまず充実している。
しかし意外と「インクリメンタルに検索できて」「文字コードも一覧に掲載されていて」「クラス名や文字コードがコピペしやすい」サイトが見つからなかったので作ってみた。

http://waramo.co.jp/fa/

  • 検索窓ではスペース区切りで文字列指定できる("tw sq"は"fa-twitter-square"にマッチ)
  • その他の正規表現も使える(スペース区切りでだいたい用が足りるのであまり出番なさそう)
  • タブを押すとクラス名や文字コードにフォーカスが移るのでコピペしやすい

こんなところが特徴である。
文字コードが必要になる典型的な例は、Font Awesomeのアイコンフォントをスタイルシートの content プロパティで使うとき。ナビやボタンでテキストは左寄せ、アイコンは右寄せといったデザインにしたいときは、アイコン自体はHTMLには記載せず、スタイルシートの :before や :after 擬似要素の content プロパティを使うことが多いが、このプロパティは文字コードで指定する必要がある。'\f061'と指定すれば右矢印が出てくるといった塩梅である。

Apple Watchの感想文。

Apple Watchが発売された。
現時点では否定的な感想が多いように感じるが、ウェアラブルバイス市場というのは伸びるしかない市場だと思っているので、買う買わない、好き嫌いに関わらず、自分の考えをまとめておきたい。

デザインについて

Appleらしからぬバリエーションの多さが意外だと受け止められているが、時計なのでバリエーションがないと受け入れられない、そう判断した上での多商品展開だろう。どんなにデザインが気に入っても、知人5人で集まった時、4人が同じApple Watchをしていたら私なら萎えるし、もうつけたくなくなる。全身ユニクロの私でもそう思う。かぶっても気にならないスマホとの大きな違いだ。これはロレックスでも、スウォッチでも、G-Shockでも同じではないだろうか?

ただこうやって色々なデザインのApple Watchを眺めてみて感じるのは「やっぱり同じだよね」ということ。当り前だが全部「Appleのデザイン」だ。個々に見るとたしかに格好いいと思う。この中で気に入ったものを買ってつけてみてもいい。たがやはり、10人集まって7人が色とりどりのApple Watchをしていたら残念な気持ちになるんじゃないか。

他社にライセンスしちゃえばいい

んで思ったのは、Appleは今こそApple Watchを他社にライセンスすればいいんじゃないのということ。他社にライセンスするとデザイン面でも機能面でも、ユーザ体験が損なわれるというのがこれまでのAppleの言い分だったが、Apple Watchに関しては、もともとそこまであれこれ出来る端末ではないし他社製だから極端に使いにくくなることもなかろう。それよりもかぶって萎えるという最低なユーザ体験を避けるようにしたほうが得策ではないか。

Appleブランドとしてのユーザ体験は間違いなく損なわれる。が、そこを顧みず断行しないとApple Watchというソフトもハードも共倒れになりそうだ。なにより、他社から値段もデザインもさまざまなApple Watchが出てきたら楽しそうである。昔のMac互換機はMacそのもののシェアが低すぎて大失敗したが、今のiPhoneユーザは2億人だっけ?、とにかくたくさんいるので大丈夫。なんとかなる(適当)。

その場合の売上面の影響はどうか。Appleは売上から見れば今も昔も純然たる製造業である。利幅の大きなハードを作って売ってなんぼの会社だから、Apple WatchのOS部分をライセンスすると、ハードウェアとしてのApple Watchの売上は落ちる。しかしそれでもいいんじゃないのと思う。Apple Watchの利用にはiPhoneが必須なので、Apple Watchが売れればiPhoneも売れる。Androidユーザにも訴求できる他社Apple Watchがたくさん出てくれば、それだけiPhoneも売れるわけだ。

時計がファッションアイテム、ステータスシンボルとしての意味しかほぼ持たなくなっている現状でApple Watchが売れるには、たかだか十数種類のバリエーションでは全然足りないというのは、私には自明のことのように思える。ビジネスマンが「今後ここにある20種類以外のネクタイの使用を禁じる。いやならネクタイするな」といわれたらどうするか?みんなネクタイしなくなると思うんだよね。

健康管理デバイスとして

そもそもApple Watchをはじめとするウェアラブルバイスって何に使うのかという話。
電話、ネット、ウォークマン、カメラ、ビデオ、手帳、ゲームと、既存のさまざまな機能を吸収してきたスマホだが、最近のトレンドはヘルス&フィットネス機能である。これは一時の流行ではなく、テクノロジーがもたらす大きな変革のひとつになるのは間違いない。

今回の発表を受けてよく聞かれたのが「必要ない」「スマホで十分」といった意見だが、私は、そうやって切り捨ててしまうのは少しもったいないと感じている。常に肌に触れているデバイススマホとは比較にならないほど多くのバイタルサインを収集できる。今回のApple Watchがどれほど健康管理に使えるのか使えないのか、買って自分の体で確かめてみたい。

おまけ

近未来の医療風景としてよく描写される「ウェアラブルバイスが健康状態を常に監視。問題があればかかりつけの医者にデータを送信し、遠隔で診察」みたいなのは、まだ時間がかかるのは言うまでもないが、その端緒として語り継がれる可能性がApple Watchにはある。需要があり環境が整っているところには猛烈な投資マネーが注がれるのが世の常である。門外漢なので知らないが、医療メーカー、センサーメーカーはウェアラブルバイスに載せる製品開発に眼の色を変えているであろう。Appleも当然のこと、ヘルスケア&フィットネスは最重要分野と位置づけているものと考えられる。

不摂生極まりない生活を送っている私がいうのもなんだが、これからの時代は、健康に気をつけてシステマチックにケアできる人は100歳まで生きて当然の時代になるのではないか?私の世代か遅くとも孫の世代には、そういう時代が訪れると思われる。私は100歳まで生きたいのだ。100歳まで生きて、預貯金が底をつき、年金は減額され、マンション管理組合は建て替え派と取り壊し派でまっぷたつに割れ、引っ越す当てはなく、子どもには同居にイヤな顔をされ、孫にはおじいちゃんお口臭いと言われるのだ。

というわけで、Apple Watch、買ってみまーす。
感想文は以上です。
ポイントは「とっとこライセンスしチャイナYO!」と「まずやせろ健康管理しチャオ!」でした。

ぼくのかんがえたさいきょうのデザインスクラップ術

今までちまちまとフォルダに集めてたり、Evernoteに貼り付けたりしてたんだが、どうにもこうにも一長一短で決め手に欠けていたのだが、最近になってようやくこれかと思える方法を確立し(かけ)たのでここに記す。あらかじめ言っておくと、Macド標準のiPhotoを使うというプリミティブな方法である。
まだ1ヵ月しかこの方法で運用してないのでこれが最強だなどと言うつもりは毛頭ない(そう、タイトルは釣り)。むしろEmberユーザ様などからの「情弱乙」だったりEvernoteユーザ様からの「氏ね」だったりWindowsユーザ様からの「信者乙」だったり、いろいろなお叱りの言葉をお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。

俺の要件

  • デザイン(つまり画像)をスクラップしたい。
  • SafariiPhoneアプリスクリーンショットからの取り込みがメイン
  • スクショへの落書きはやらないのでいらない
  • 1日数個〜10数個たまっていく感じ。ゼロ個のときもあるので週に数十個くらい
  • タグ必須
  • iPhoneiPadへ同期したい
  • こんな要件を満たしつつ、取り込み・分類整理・活用のいずれのフェーズも簡単に。ものぐさな人間でも負担でないレベルで

こんな感じ。
そしてiPhotoを使ってこの幼稚な要件を満たすさいきょうのほうほうが以下のとおりとなります。

ステップ1:スクラップ画像の取り込み

iPhotoに取り込むパターンを細かくわけて考えてみると、私の場合おおむね4パターンある。それぞれの取り込み方法は次のとおりだ。ここが面倒くさいと何もはじまらない重要なステップ。

  • Aパターン:Safariで今見ているページの特定の画像をスクラップする
    → 画像を右クリックして「イメージをiPhotoライブラリに追加」
  • Bパターン:Safariで今見ているページ全体、またはAパターンで取得できない部分(HTML部分など)をスクラップする
    SafariプラグインAwesome Screenshotを使用して「イメージをiPhotoライブラリに追加」
    → このプラグインは、画面の表示している範囲だけでなく、一番下までスクロールしてページ全体のスクショを取得してくれる。同種のものは、アプリ、プラグインWebサービスなど形式を問わずいろいろあるが、Safariで使用可能で必要十分な機能を備えているため愛用している。取得したスクショに、コメント、ぼかし、各種落書き、トリミングが可能。私はあまり使わないのでアレだが、おそらくSkitchと似たような操作感なのかな?
  • Cパターン:Safari以外で今画面に表示されているものをスクラップする
    スクリーンショットを撮り、ローカルに保存された画像ファイルをiPhotoにドラッグ
  • Dパターン:iPhoneスクリーンショット
    iPhoneスクリーンショットはフォトストリーム経由で自動的にiPhotoに保存される

ステップ2:分類、管理

iPhotoで取り込んだスクラップには、種類ごとにキーワード(いわゆるタグ)を付与する。キーワードごとにスマートアルバムを作っておくと、勝手に各アルバムに分類整理されて非常に快適。キーワードはたとえば「Website」「App」「Logo」「Illustration」「Banner」といったもので、複数キーワード設定可。
これに加えて私は上記A、Bパターンの場合、URLを写真情報の「説明」になるべくコピペしておく。これが一番面倒なステップなのは承知している。単純に後日参照したいのもあるし、iPhotoから画像をシェアするときURLが自動で本文に入るのでなにかと便利だ。

ステップ2の補足:キーワードの効率的な入力について

キーワードは入力補完もされるので何もしなくてもわりと効率的に設定はできるのだが、ここはクイックグループ機能を使ってさらにスマートに入力したい。「ウィンドウ>自分のキーワードを管理」ウィンドウで特定のキーワードをクイックグループに設定すると、頭文字をタイプするだけでキーワード設定される。のみならず、キーワード入力欄をクリックしてフォーカスさせる必要すらない。間違ったらもう一度タイプすると消える。間違ったキーワードや使わなくなったキーワードを削除したり、キーワード名を後から変更したくなったときもこのウィンドウを使う。頭文字がダブったときは次の文字がショートカットとして利用されるし、それ以外に自分で独自のショートカットを設定することもできる。

ステップ3:サボり対策(?)

iPhotoは通常の写真管理にも使ってるので混ざっちゃうと面倒だ。混ぜないためにはスクラップする都度キーワード設定するのが一番だが、ついサボっちゃって「いつかまた」みたいにやってしまうと1〜2ヵ月立つ頃には混ざりまくって大変なことになる。サボらないのは私にとって少々難しいので「未整理のスクラップがたまっても破綻しない仕組み」をどうするかっていう話。
やったことは単純で「キーワード未設定の画像のうち、カメラ機種が設定されていない画像」という条件のスマートアルバム「要整理」を作ってやる。この条件だと通常の写真や整理済みのスクラップははじかれるので、未整理のスクラップのみが大集合することになる。たまにスキャンした紙焼き写真なども混ざるがレアケースだ。

注意点としては、こうして溜め込んだ未整理のスクラップに、いざキーワード設定しよう!というときは、対象画像をすべて一時的なアルバムに保存すること。これをしないと、画像にキーワードをひとつ設定した瞬間に「要整理」アルバムから消えてしまう。複数キーワードを設定したいときにこれでは困る。

スマートアルバムか普通のアルバムか?

まだ試行錯誤中で、たとえばスマートアルバムじゃなくて普通のアルバムにしたほうがいいのではという考えも少しある。例えばローカルにiPhotoで管理されていない過去のスクラップ画像がたくさんあるときは、Finderから直接iPhotoのアルバムにドラッグで放り込んでやるほうがはるかに効率的だ。いちいちキーワード設定する必要がない。実際私も当初は通常アルバムを使っていたし、今でももしCパターンが多いなら、そのほうがよさそうだ。現状ではAパターンとBパターンがメインなので、スマートアルバム方式にしている。

なぜiPhotoか?

実は他のアプリはあんまり試してない。Evernoteを少々たしなんだ程度だ。Evernoteはテキストスクラップのソリューションとしては優れているが、ビジュアルのスクラップブックとしては使い勝手が悪い。サムネの拡大縮小ができないとか、タイトルがないと気持ち悪いUI設計(テキストメモがメインなので、むしろ当然そうあるべきだ)とか、画像ドラッグするためにあらかじめ新規メモを作っておく必要があるとか、気になるのはそんな部分だ。Webページをまるごとスクラップできる機能は便利だが、これもコンテンツのスクラップがメインでレイアウトが完璧に保持されるわけではないので、私の用途には合致しない。

iPhoto…というかこの「さいきょうのほうほう」で私が気に入っているのは以下のような点。

  • 冒頭に書いたようにスクラップの取り込みが意外にもラク。もともとデジカメ写真整理ソフトなので、スクラップ用途にはどうかと思ったが、右クリックとAwesome Screenshotのおかげで問題ないレベル。この方法をはじめてから、iPhotoを常時立ち上げておくようになった。これは嫌な人もいるかもしれないし、私も重めのソフトが常駐するのはどうかと思ったが、やってみるとそんなに気にならず、むしろサクサク画像を放り込める快適さが勝った。
  • 重要なのが「サボる」運用が可能な点。スクショとったその時にタグをどうしようとか余計なことを考えなくて済む。小さなことだが、そのときやってる作業への割り込みを最小限にできるのがグッド。
  • サムネ画面も個別写真画面も、トラックパッドのピンチイン・ピンチアウトでぬるぬる拡大縮小できる。
  • サムネの見せ方がスマート。極端に縦長(特に最近のウェブサイト、スマホサイトに多い)の場合は上下を省略して見せる。タテ・ヨコが極端じゃない場合は普通にすべて見せる。一律「正方形」とか「4:3」とか決めずに幅をもたせているところがいい。
  • iPhoneiPadの「写真」アプリとも勝手に同期してくれる。

で、Emberは?他のソフトは?

すごく気になっていることは事実だが…5,000円かーーーという感じ。Ember推しの人には意見をぜひ聞きたいと思っている。他にもオススメがありましたらぜひ…。

ヤフーショッピング無料化に思うこと

ヤフーショッピングが出店料や販売手数料などの無料化を発表した。
これによりヤフージャパンは短期的に二桁億円の減収になるということだが、中長期的には出店数が増加し品揃えが豊富になることで媒体としての価値が高まり、広告収入等で今以上の収益を目指すという話。

孫社長の相変わらず上手な発表の仕方もあるのか、世間一般の反応としては「ヤフーが楽天をつぶしにかかった」という捉え方をされているようだが、この評価は少々過大ではないかと思う。決して軽い発表ではないことは事実だが、たぶん、実態に即した評価とはいえない。

無料じゃない

「無料」という言葉に引きずられて勘違いしそうになるが、今回のヤフーショッピングの発表は、出店料・販売手数料・広告等で稼いでいた売り上げを、主に広告に一本化して稼ぐようにしますよという話だ。広告を出すのは出店者自身で、もちろん出さなければ無料だが、ヤフーショッピング自らが広告で稼ぎまっせーと明言している以上は広告出稿店舗はそれなりに今まで以上に優遇されるだろうし、広告を出さない店舗はこれまで以上に集客できなくなる。
「このお店でしか売っていない」「このお店でしか買いたくない」というような強烈なブランド力を持つ店舗以外、つまりほとんどの店舗は、浮いたお金を全額広告につぎ込むくらいの覚悟は必要だろう。
孫社長の発表で古来から続くショバ代ビジネスの例えが出ていたけれど、今後のヤフーショッピングにおいては、ショバ代は貰わないかわりに広告料払わないアンタのお店はモールのすっげーーー奥の薄暗い一角に押し込んで看板も取り外させてもらいますねーーー、とこのくらいの仕打ちを受けてしまうのだと、実際はわからないがそのくらいに考えてちょうどいいのではないか?そう考えるとこれはもう紛れも無く広告料=ショバ代だ。
そういうわけで今回の発表で「無料」というのはメイントピックではないと私は考えている。

評価できること

いっぽうで外部サイトへの誘導や顧客へのメール送信を許可したのは手放しで喜んでいい。出店者としてデメリットがなにもない。
もちろん顧客がヤフーショッピングで買いたくなるように、ヤフーとしては各種ポイント連携を強化したり、シームレスで購入しやすいようユーザインタフェースを改良したり、なるべく外部(出店者の本サイト等)へ逃げないように手を打つだろうが、これは本来顧客にとっても出店者にとっても悪いことではない。
出店者としてはこれまで「販売手数料をポータルにとられたくないからなるべく本サイトへ誘導したい」というモチベーションが常にあったが、ヤフーショッピングでは販売手数料が無料なのでそれがなくなる。ヤフーでどうぞというわけだ(ただ前述のように販売手数料の代わりに広告費が増えるだけという可能性もあるが、それでも外部サイトリンクOKのメリットが消えるわけではない)。
顧客へのメール送信については、本当になんの縛りもないのかわからないが、そうだとすれば英断だ。

とりあえずのまとめ

あんまりまとまってないけどまとめ。
総じて言うと、お店の立場では「出店してもいいかな?」と検討する余地は十分に出てきた。ヤフーショッピングとしてもまずはお店にそう思ってもらうことが第一歩だ。
この一歩の意味を別の角度から見てみる。
ECサイトを、楽天ヤフーアマゾンのようなポータル型と、GMOメークショップ、ペパボのカラーミーショップ等や最近話題のStores.jpやBASE等のASP型の2種類にわけたとき、ポータル型の特徴は固定費が高く自由がきかないが集客に優れ、ASP型は固定費が安く自由だが集客が弱いということになる(自社開発型等はここでは考慮しない)。
今までのヤフーショッピングは、ポータル型で必須の集客力が弱いくせに、固定費と自由度はASP型に負けるという、いいとこ無しの丸出ダメ子ちゃんだった。

今回、無料&自由にしちゃいますというのは、見方を変えるとASP型に近づける施策であって、実際多くのASP型は危機感を抱いていると思うが、それに加え集客も天下のヤフーが本腰を入れそうな気配である。これで集客力もあり安くて自由なイイトコどりの素晴らしいサービスがついに登場・・・!とはならないが(たぶん大して安くならないので)、安く見せかけて出店を促し活性化して集客につなげる・・・こんな絵をヤフージャパンは描いていて、孫社長が「革命」というほど大層なものではないが、ヤフーとしては打てる手を打った着実な一歩だと言える。

楽天アマゾンに負けてるとは言え、EC市場全体としては伸びる傾向は疑いようもなく、そこに親玉自らプレゼンしてテコ入れに乗り出してきたというのは、ここに力を入れますよというメッセージに他ならず非常に期待がもてる。歴史をひもといて地代だの小作農だのやり出したときには若干苦笑してしまったが、そうやって孫社長が革命だとぶち上げることも戦略のひとつということだ。

最後になるが、ヤフーはショッピングポータル事業の売上比率が低いため多少冒険して失敗しても立て直しが効くというライバルにはない強み(?)を持つ。個人的には、「無料」というのは市場をその気にさせるバズワードにとどめてもらって、革命の本丸はこの強みを最大限発揮し、効率的で本当に役に立つリコメンドやそれをベースにした読む気になるメルマガ、商品カテゴリごとに最適化されたドリルダウン検索、心地よくてスムーズな購入UI・・・等々をガンガン導入してもらって多少の混乱をも顧みず攻めて市場を勝ち取って欲しい。うーん、そこまでは無理かな・・・w

イラレの四角形1つだけでiPadを作ったよ。デザインカンプ作成にどうぞ。

これらの記事↓に刺激をうけて、イラレの四角形1つだけでiPadを作った。
Illustrator Unlimited Appearance
https://jypg.net/works/3408
変態的にすごい!レイヤー効果を駆使してわずか1レイヤーで描いたアイコン達
http://w3q.jp/t/4269
アイコンみたいな変態性はない。前に4オブジェクトで作ったiPadがあったので、そいつをベースに「よし!じゃあ次は1オブジェクトだな」といったノリでやってみました。イラレアピアランス超楽しいよ。
ちなみにイラレアピアランスとかフォトショのレイヤー効果って、CSSとの相性が抜群のようです↓ すごい!!
HTMLとCSSで手帳アイコンを書いてみました。
http://squeeze.jp/blog/web-design/icon-design-css-only/
イラレアピアランスで作れたアイコンが凄かったので、HTMLとCSSで模写した。
http://kojika17.com/2013/08/4lines-css-camera.html
SVG「・・・」

aiファイルのダウンロードはこちら

http://waramo.co.jp/downloads/ipad_ai_CS6_130810.zip
(188KB / CS6以上)
↓こいつを1つの四角形+アピアランスで作った

アピアランスパレットはこんな感じ

iPad miniiPhoneでもできそう。 誰かやってみたらぜひ教えて下さい!(自分でやる気なし)

iOS7フラットデザインに関するファーストインプレッション

スーパーフラットになったiOS7(携帯料金の話ではありません)。アップルのサイトの静止画&動画を見たファーストインプレッションです。アップルがどんな風にフラットデザインしてくるか楽しみだったのですが・・・

Appleフラットデザインしたらこんな感じになりました

どうでしょう?

某OSのようにデザイン的に破綻はしてないと思います。どころかぱっと見COOOOLな感じで格好いいです。ただやはり・・・ボタンは分かりづらそう!おばあちゃんとかに「右上のボタン押して」「え?ボタン?どこ?」「・・・」こんな会話が頻発しそうです。
この画面の「Select」「Share」「Collections」がボタンだと分かるのは、スマホリテラシを持っている人だけではないでしょうか。あるいはUIデザイナーもボタンのメタファを使わず万人にこれがボタンだと理解させるのは難しいでしょう。どうも今の流れのフラットデザインは、使う方にも作る方にも難易度が高いように思います。
ホーム画面のアイコンがフラットだとかそういうのは別にいいのですが、ボタンやスイッチなどUI要素はやはり確立された視覚的なフックが必要な気がします。

ちょっと心配

ハードウェア(グラフィック性能)の制約を少なからず受けていたOS9までのUIデザインは別として、コテコテ路線のアクアデザイン、シンプル方向へ振り切った感じのフラットデザインを両極とするならば、その中間ともいえる従来のiOSや今のMacOS XのUIが一番「ちょうどいい」ところを突いているように思います。主張しすぎずにしっかりそれと認識できます。

GoogleAmazonKindle)、MicrosoftAppleとだいたいこんな順番でフラットデザインが一周した気がしますので、これから二周目です。個々の出来不出来にもそれぞれ言いたいことはありますが(特にMicrosoft!)、各社ともブラッシュアップしてくるのは間違いないと思います。今後どうなるんでしょうか。

少なくとも私自身がWebサイトやアプリ等のデザインをするときには、フラットデザインは全面的には取り入れにくいです(低彩度の色遣いとか前述のアイコンのテイスト等は別として)。ユーザ視点で考えると特にITリテラシの低いターゲットの場合は使いづらさにつながるということ。作り手視点ではフラットデザインを「格好良く」「使いやすく」見せるのは相応のパワー(時間と経験値)が求められること。後者は作り手個人の努力で乗り越えることができますが、前者については実際に色々な人が使っているところを観察してから、あらためて評価してみたいと思います。

もっと心配

あと、フラットデザインはテキストと四角ベタ面が中心なので非デザイナーが簡易にそれっぽいUIを構築するために都合がいいのだ的な話を耳にすることがありますが、とんでもない話です。フラットデザインで「わかりやすい」「使いやすい」UIを構築するのは、見た目から受ける印象以上に難しいです。しかもグラデだシャドウだ鏡面反射だとごまかしが効かないため、デザインの基礎がないと間違いなく格好わるくなります。。。非デザイナーが迂闊に触って大怪我した例を我々はWindows8で見ています。

そんなわけで、今のままのフラットデザインならば、MacOS Xに適用するのはやめて欲しいです。
iOSならば要素の少なさということもありますし、今までのiOSの操作リテラシが前提としてあれば、そこそこ快適に使えるのではないかと思います。

雑多な感想1:タブバー

上部の各ボタンもさることながら、下部のタブバーとそれ以外の部分の違いがわかりにくい。

雑多な感想2:メッセージとキーボード

キーボードもフラットデザインに。シフト、スペース、Returnなど特殊キーはわずかにグラデがかかっている。他の画面と同様、やはりヘッダ領域、メッセージ表示領域、入力フィールド領域、キーボード領域のメリハリが乏しく、このフラットデザインをすべてのUIに適用するのはやはり無理があるのでは・・・?!と疑念を抱いてしまいました。

雑多な感想3:メール

メールも同様。ヘッダとフッタがわかりにくい。新規作成ボタンの見つけづらさにもつながるのでは?

雑多な感想4:Safari

アイコンがイマイチな例。はじめてブックマークアイコンを見た人はこれが本のメタファだとわからないと思う。またシェアアイコンはせっかく従来の右上に弧を描いて飛び出したようなアイコンが定着してきたと思ったらこのタイミングで変えてきた。この変化について来られないユーザも多いのでは。変わること自体をとやかく言うつもりは全くないが、変わった先に何もなさそう(に見える)変化は支持できない。

雑多な感想5:パネル

比較的フラットデザインがハマっている例。しかしパネルを引っ張るグリップ部分はiOS6までデザインの方がやはり直感的。全般的にすっきりと格好良いが、こういうのを見て「よし!他のアプリもこれで行こう!」となってしまうのが間違いの元なのではと思ってしまう。

その他実際の動きと合わせていろいろなアプリの使い勝手を確認できる。
http://www.apple.com/ios/ios7/

子供用iPhoneの機能制限について、やったことをまとめたよー。

2014年1月13日 子どもの成長に伴い少し追記。LINEアプリとか。

子どもが小5になって、いくつか状況が変わったところもあるので、下のほうに追記した。LINEも始めやがった。Youtubeもよく見てる。

2013年9月27日 iOS7向けの情報を追加

iOS7から機能制限にアダルトWebサイトの不許可にすることができるようになった。その他、細かな記述の追加・修正も随時しています。



はじめに

最近ジャニーズやらAKBやらミスチルやら音楽を聴くことを覚えたうちの小学生キッズたちに、私のお古のiPhone 4(SIMなし)を渡すことにした。
以前は、子供にiPhoneを渡すとフリーダムにいろいろできてしまいそうな印象があったが、実際には子供の年齢にあわせて、まずまず十分といえる機能制限が可能なことがわかった。うちの場合はとりあえず小学4年生の息子を念頭においたが、小学低学年から高学年、中学生、高校生・・・と、徐々に制限をゆるめることも出来そうである。

できたこと

  • 有害サイト、出会い系サイト、SNS掲示板等へのアクセス禁止(フィルタリング)
  • フィルタリングされているサイトへのアクセス許可(個別に親が許可できる)
  • iTunes StoreApp Storeでの購入やアプリインストールの禁止
  • 個人情報(連絡先、位置情報、写真など)のダダ漏れ対策
  • アカウント追加や変更の禁止
  • 機能制限を勝手に変更することの禁止

できないこと、留意点は?

  • 利用時間の制限ができない(Macでは可能なのに・・・)
  • サイトのフィルタリングについては、ヤフーとEMAに判断を一任するかたちとなる→iOS7からはiOS標準機能としてWebサイトのフィルタリングができるようになった。こちらは何を基準にフィルタリングしてるかは不明。

準備

  • 今回はお古を渡す関係上、とりあえず全アプリ、データを削除した。

やったこと

  • 設定 > 一般 > 機能制限
    • まずは機能制限をオン
      • これで以下すべての機能制限に関する設定が有効になる。
      • 4桁のパスコードを知らないと機能制限の解除や変更はできない。このパスコードは端末ロックで使用するパスコードとは別。まあ、端末ロック用のパスコードは利用者(つまり子ども)も知っていないといけないので、別なのは当り前といえば当り前だ。
    • 「許可」セクションの設定
      • Safari:オフ(iOS6以前は無条件でオフにすべき)
        • Safariをオンにするとそれだけで「フリーダム」になってしまうので。いつオンにしてあげるかは悩みどころ。iOS7以降は下の「Webサイト」の項を参照。場合によってはオンでもいいかも。
      • カメラ:オン
        • 勝手になんか撮って楽しんでるようです。
        • 以降の設定をすれば撮った写真を勝手に共有できなくなります。
      • FaceTime:オフ
        • いずれ子供用のiCloudアカウントを取得したらオンにしてもいいかも。
      • iTunes、インストール:オン
        • どのみち購入/インストール時には(無料のものでも)パスワードが必要なのでオンで良しとする。
        • もしストア自体を一切見せたくない場合はオフにすればよい。
    • 「コンテンツの許可」セクションの設定
      • ムービーとAppは年齢に応じた制限が可能なので適宜。
      • App内での購入:オン
        • やはり購入時にパスワードが必要なのでオンで良しとする。
      • Webサイト(iOS7以降)
        • オンにするといわゆるフィルタリングができる待望の機能だが、急ぐ人のために結論だけ先に書く。現段階では本フィルタリングに頼らずサードパーティのアプリやソリューションを使うべきだと考えている。このiOS標準のフィルタリングの最大の欠点は、デフォルトでの制限はやたら厳しいくせに、いざサイトを「許可する」となったらドメインごとまるっと許可してしまうこと(f○2とかライ○ドアとかまるっと許可しちゃうとマズいドメインがいっぱい有りますよね!)。もうひとつ、年齢に応じた段階的なフィルタリングレベルも選べない。
        • したがってうちではSafariも本フィルタリングもオフにして、Webアクセスの制限については後述のヤフー!あんしんネットを使用している。
        • ほかにもプロバイダやキャリアのフィルタリングサービスも検討の余地があるだろう(オススメがあったら教えて下さい)。
        • (以下はiOS7追記当初のファーストインプレッション。本機能制限について少しくわしく知りたい方はどうぞ)iOS7からようやく、もっとも大事といっても過言ではないWebサイトの許可設定ができるようになった。「アダルトコンテンツを制限」するか「指定したWebサイトのみ許可」するかを選べる。制限されたサイトにアクセスしようとするとアクセスできない旨が表示される。その画面の「Webサイトを許可」をおすと機能制限の4桁のパスコードを求められた上で許可することも可能。
          後述の「ヤフー!あんしんネット」は、小中高それぞれに制限があるのでより便利なのだが、こっちのOS標準機能の最大のメリットは、どのブラウザでも制限できることで、試した限りでSafariChromeFacebookのアプリ内ブラウザで制限が機能した。さすがはOS標準機能。おそらく他のアプリでも同様。「アダルトコンテンツ」はエロだけでなくグロも含まれるようでその点も安心。
          また面白いのはGoogleやYahooでアダルト系のキーワードが含まれていると、検索結果自体が表示されない。GoogleやYahoo自体はもちろん利用可能だが「アダルトコンテンツ」に関連すると思われる検索はできないということだ。未確認ではあるが、iOS標準の検索サイト(Google、Yahoo、bing)ではこの機能が働くのではないか?
          ・・・で、使用感。機能評価のために私自身のiPhoneで半月ほど使ってみたところ、かなり制限が厳しい。恐らくホワイトリスト方式で、そのリストもかなり真っ白なんだろう。個人ブログなどはもれなくアウト。ヤフー!あんしんネットの小学生モードと同じくらいかな?まあ、小学生の親としてはこのくらいじゃないと困るのだが、中学、高校と進むにつれて「面倒くさい→もうフィルタリング解除しちゃえ!」となりそうで怖い。
          例えばWeb制作やアプリ開発関連の調べ物でググるとほぼ見れない。
          また逆に、ヤフー!あんしんネットの少なくとも小学生モードでは禁止されているまとめサイト系はアクセスできるものもあった。ただまとめサイトでもエログロ系はきちんと禁止されている感じなので、これはそこまで心配しなくてもいいかもしれない。
          もうひとつ。たとえば d.hatena.ne.jp を許可すると、d.hatena.ne.jp 配下のすべてのページが許可される。私のブログを見たくて許可したら、すべてのはてなダイアリーを許可することになると思われる。はてなならともかく、ライブ○アブログとかfc○ブログなどがこれでは少々(というか、かなり)困る。この辺、ヤフー!あんしんネットでは、許可範囲は許可したURLの階層以下なので非常に実用的。
        • そんなわけで前述の結論に至る。
      • パスワードを要求:即時
        • 「15分」にするとその15分間で購入しまくることが可能になってしまうので一応。
    • 「プライバシー」セクションの設定
      • すべて「変更を許可しない」に設定。
      • これによりアプリがプライバシー情報(位置情報、連絡先、写真、etc.)を利用することを防げる。
      • アプリごと個別にオンオフの設定も可能。つまり「マップと天気アプリのみ位置情報の利用を許可する」みたいなコントロールができる。そして「変更を許可しない」にしているので、子供は設定を勝手に変更できない。
    • 「変更の許可」セクションの設定
      • アカウント:変更を許可しない
        • 新たにアカウントを追加できなくなる。
        • ちなみに現在のところは私のiCloudアカウントだけを設定中。
        • 設定の際は、この項目は最後に設定することをおすすめする。iCloudの設定など後述の設定まで変更できなくなっては意味がないので・・・
  • 設定 > iCloud
    • 前述のとおり私のiCloudアカウントを設定。
    • ただし「フォトストリーム」と「iPhoneを探す」と「iCloudバックアップ」以外のすべてをオフに。
    • 繰り返すが、親のメール、連絡先、カレンダー、メモなどにアクセスし放題となるので上記以外は必ずオフに
    • というか今すぐ子供用アカウント設定してもなんら問題ないが面倒臭くてやってない。
  • 設定 > メッセージ
    • iMessage:オフ
    • MMSメッセージ:オフ(SIMなしの現状では関係ない項目だが)
    • 中学生くらいでオンにすることになるのかも
  • 設定 > FaceTime:オフ
  • 設定 > iTunes Store/App Store
    • Apple IDには私のアカウントを設定。これもいずれは別アカウントを設定する日がくると思われる。
    • 別アカウントにすると、子供に「毎月◯◯円の利用枠をプレゼント(iTunesアローアンス)」みたいなことができるらしい。
    • 自動ダウンロードはミュージックもAppも共にオフ。まあAppさえオフならミュージックはオンでもよいのかも。
  • 設定 > 写真とカメラ
    • 自分のフォトストリーム:オン
      • 現状私のiCloudアカウントを設定してるので、結果として親子で同じフォトストリームを見ることになる。
    • 共有フォトストリーム:オフ
      • こちらはオフにしておかないと勝手に外部へ写真を公開できてしまうので注意。
  • 設定 > Twitter
    • アカウント設定されてないことを確認。これもいずれ(ry
  • 設定 > Facebook
    • 同上
  • 「ヤフー!あんしんネット」アプリのインストール
    • Safariの代替となるブラウザアプリ。→ iOS7からOS標準のWeb閲覧の制限(フィルタリング)ができるようになったが、前述のとおり機能に不満があるので本アプリの使用を継続する。iOS6以前の機種でも使用可能。
    • フィルタリング機能によって不適切なページを閲覧できなくなる。
    • フィルタリング設定は小学生、中学生、高校生向けなどが用意されているので徐々に制限をゆるくできる。前述のiOS7の標準機能にはない便利機能。
    • 閲覧できないサイトでも、親に「アクセス許可のおねがい」ができる。
    • 閲覧履歴削除が「できる」という特徴(?)がある。
    • iPhone版とiPad版があるが、iPad版を初代iPadで使用したところ、実用に耐えないレベルで非常に動作が重かった。初代iPadはハードウェアもOSも古いため(iOS6以降はインストールできない)どちらかに原因があるのかは分からない。
  • 「ヤフー!きっず」アプリというのもあるが、こちらはどうか?
    • これもブラウザアプリ。よりシンプルで、より低年齢向け(・・・と思っていたのだが)。
    • 小学生向けには上の「あんしんネット」よりもこちらの方がシンプルでよいかと思い、試しに使ってみたのだが・・・なんとリンクを辿ることで、2ちゃんだろうがエロバナー満載のアフィブログだろうがもりもりアクセスできてしまったので却下。
    • 閲覧履歴削除が「できない」という特徴(?)がある。
  • 他のアプリは?
    • 今のところ特にインストールしてないが、親子で決めたルール内でゲームなどやる分にはいいと思う(というか今でも親のiPhoneでゲームもネットもしてるし)。→その後、いろいろゲームをインストールしてる。

今後どうするか?

  • とりあえず小学4年生ということで、最初はガチガチに制限してみた。
  • 今後、上に書いたようにまずはゲーム、次にTwitterやらFacebookやらを許可する流れになると思われる。

5年生になったよ。LINEと電話を使用開始。

  • 冒頭に書いたようにLINEをはじめた。友達がやってるとかでアプリインストールをおねだりされたときは「ついに来たか」という感じであった。
  • Twitterのように意図せず無制限にプライバシーを拡散することはないので一応許可。以来、数人の友達とやりとりしているようである。
  • 人の悪口は書くなとか、チ○コの写真は撮るなとか一般的な注意をした。まだ局部ネタで喜んじゃう年頃なのでフランクに話せたが、その分ちゃんと伝わっているかは甚だ疑問。
  • 一連のTwitter炎上事件の話もせっかくなので少ししてみた。悪口にしても悪事やいたずらの類にしても、ネットに限らない一般常識レベルの話ではある。しかしやらかしたときのリスクは子どもの(大人も?)想像力をはるかに超えた事態となるのがネットの怖いところで、これは最初だけでなく、折にふれて都度話していくことだと思っている。
  • LINEのアプリ内ブラウザはURL入力や検索はできないのでまあヨシとした。実際にはリンクをたどって運良くGoogleとかに辿り着いてしまえば(iOS標準のWeb制限をかけていない限り)あらゆるサイトにフリーアクセスとなってしまうので気にする方はご注意を。
  • 習い事の関係で電話機能を使用できるようにした。ただし「設定>モバイルデータ通信」をオフにしてあるので外出先では電話以外の通信は出来ない。

感想文 〜 子供とメディアの接し方について

  • 一切メディアに触れないよう親が制限した状態を100、親がまったく関与しない状態を0とするならば、親の役割は、これを幼児期から高校生くらいまでの十数年かけて上手に100から0へと導くことだと思う。
  • 親のコントロールなんて不要だという意見もたまに耳にするが、テレビ・雑誌などのレガシーメディアならともかく、ネットではちょっと怖い。希釈されていないエロ、グロ、犯罪に関する情報に小中学生が簡単にアクセスできて良いわけがない。
  • 子育てに関する私の好きな言葉のひとつに「子供が出来たら胸を離すな(乳児期) 胸を離したら手を離すな(幼児期) 手を離したら目を離すな(少年期) 目を離したら心を離すな(思春期〜)」というのがあるが、子供とメディアの接し方もまさにこれと同じで、年齢相応に親離れ子離れの段階を踏めるよう、そこは親が考えるところだ。
  • 100から急に50や0にしてはいけないだろうし、逆にハタチでまだ20とかでも困りもの。
  • ちなみにいつ0にするかは個人差もあるだろうしまだ決めてないが、ともかく、いろいろな知恵がついてくるとくに10歳以降は、ノーガードのiPhoneを与える危険性をちゃんと認識しないといかんなと思った。

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